怪我をしていた頃の事

昨年、膝を怪我して動けなかったころ、何もできずにずっと家にこもっていて、落ち込んでいました。

働くこともできないし、簡単な家事さえも家族に頼らなければならないことは心苦しいばかりでした。

もう前みたいには歩けないのかと思い落ち込む毎日。

リハビリと気分転換のためプールに通うことにしました。

膝をかばって歩いているので、最初のころはプールの横のジャグジーに入るだけでしたが、リラックスできて足の痛みから解放されます。

全身の筋肉の緊張が解けるだけで足の痛みが全然違うんです。

少しずつプールの中を歩いたり泳いだりできるようになってくると

プール生活も段々楽しくなってきたりもします。

プールに通う人たちの多くは元気な高齢の方たちで

みんな気さくに声をかけてくれます。

「すぐに良くなってまた普通に歩けるようになるわよ、がんばってね」

「あなたにあった運動を教えてあげるわね」

そんな風に声をかけて貰えると、今までの落ち込んだ気分も

少しずつほぐれます。

 

皆さん本当に元気な方たちで、こんな老後があるんだと思うと、うらやましくなるばかりでした。

3ヵ月がたった頃やっと以前の頃のように歩けるようになりプール生活は終わりましたが。

今度は元気なおばあちゃんとして、またあのプールに戻ってみたいです。

いつか70歳過ぎた頃にね。